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建築とエネルギーを考えよう 8

本日も引き続き、「住宅とエネルギーについて真面目に考えてみよう」シリーズです。
もう8回目です。
終わりが見えずに書くのが辛くなってきましたが(笑)、頑張って本日も書いてみますので、シリーズで読んでいただいている方は是非お付き合い下さいませ。


昨日はアンチ太陽光発電のことばかり書いてしまいましたが、矛盾するようですが、太陽光発電を否定しているわけではないのです。

「お得ですよ」
とイメージで売っちゃうのが嫌なだけなのです。

s-120515.jpg
 (太陽光発電について、ネット上では熾烈なコスト競争・宣伝合戦が…)

損得だけを考えれば、昨日書かせていただいた通り、まだまだ微妙、というのが実情です。
極論ですが、
「20年分の電気代を新築時に支払っちゃったから、住み始めてからの電気代はタダなの〜ん」
って喜ぶ様なモノです。

太陽光発電は、もっと別の観点から見るべきだと思うのです。
それは、【省エネルギーへの貢献】と【停電時の安心】です。


省エネルギーへの貢献についてみてみましょう。
シリーズの趣旨に基づき、その1から書いているA邸でシミュレーションしてみます。

A邸は切り妻屋根ですが、それほど屋根が大きくないので、2.4kwの太陽光発電しか乗りません。(現在は3.5kwクラスが主流です)
この住宅のある地域・屋根の勾配・屋根の方位から計算すると、年間で2,800kWhの発電量が見込めると計算で求められました。

その2で計算したとおり、電気を一次エネルギーにするには、9.76 Mj/kWhを掛ければいいのですから、2,800kWhの発電量は、一次エネルギーに換算すると約26.7Gj(ギガジュール)。

A邸の実際の年間エネルギー使用量は、66.4Gjでした。
太陽光発電を付けただけで、66.4-26.7=39.7Gjとなり、静岡での同世帯人数での平均的な一次エネルギー使用量(98.5Gj)と比べ、何と6割削減の40%のエネルギー使用量で暮らせることになります。

その6で計算した、窓を高性能サッシにした場合に33%削減→39%削減になったのに比べると、凄い変化です。

確かにエコです。

断熱性なんか無視しちゃっても、屋根を大きくして太陽光さえ載せれば、
エネルギー収支だけなら±ゼロ
にも、簡単になっちゃうわけです。
これが光熱費ゼロのカラクリ。
勿論これでは本末転倒ですが、ちゃんと高性能な住宅に太陽光を載せると、省エネルギーへの貢献が出来るのは紛れもない事実です。


次に停電時の安心。
震災後に行われた輪番停電。
小学生の頃は停電ってよくあったのですが、大人になったら瞬間的に停電することはあっても、あんなに長い時間電気が止まるなんて事はなくなりました。

「真っ暗で何も見えないから、さっさと布団に潜ってテレビ見ながら寝よっと」
携帯の明かりを頼りに布団に入って、リモコンを押し、そうか、テレビつかないんだっけ…
我ながら呆れましたが、それほど電気は当たり前になってしまったのだと思います。

もしも東海地震で長時間停電したら…。
その時太陽光発電がついていれば、電子レンジなどの高出力の家電は無理でも、停電用コンセントで15アンペア程度は使えるので、情報収集に使えるテレビやラジオ、連絡が取れる携帯の充電、ノートパソコン、炊飯器に湯沸かし器、これらが使えればもの凄く心強いですよね。


では、私が太陽光発電をお勧めするとしたら…
続きます。


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