地震から家族を守る大事な金物は構造計算で決まる

【富士市】回遊動線のある家

カムチャッカでおきた地震は
M8.8だったようですね

 

正確に記録が残る1900年以降では
世界でも過去同率6位の規模

 

マグニチュードは地震そのものの
大きさなので、深い所で起きれば
大きくても場合によっては
被害は小さくなり

 

逆に「M」は小さくても直下型では
甚大な被害となります

 

 

Mは指数関数なので1違うと32倍
違うので、2違うと32の2乗で
1,000倍以上規模が違う
ということになります

 

 

この辺は理科で習った通り

 

 

東海地震の想定はM8クラス
恐ろしい…

 

ただ、プレートは日々動いている
ので「いつ来るか分からない」
けれども「いつか必ず来る」

 

しかもそれが
いつ来てもおかしくない状態

 

というのは静岡県民なら
共通認識のはずです

 

 

富士市では市民大学で
東海地震や富士山の噴火について
は、よく取りあげられるので

 

私も専門家のお話を何度も拝聴
しましたが、その中で一番
印象に残っている言葉は

 

東海地震は世界で唯一
「ホニャララ」な地震です

 

 

さて、おわかりですか?

 

 

 

 

 

 

2025.8.1 Vol.5,129

おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です

 

 

 

東海地震は世界で唯一

 

まだ起きていないのに
名前がついている地震

なんです

 

確かに…言われてみればそうか

 

 

専門家の先生曰く
現代の技術を持ってしても
地震の予知は出来ない

 

けれど、東海地震はかなり研究
されているので、予知が出来る!
可能性はゼロじゃない

 

とのことでした

 

 

となると、私達にできることは
なんでしょうか?

 

そうです、出来ることをする
これ以外ありません

 

 

技術の進歩で、実際に阪神大震災
や熊本地震の震度7で揺らしたり

 

精密なシミュレーションが出来る

ようになり、木造住宅でも
震度7は耐えられることが
きちんと実証されています

 

それが、耐震等級3です

 

でも、ただの3ではなく
「構造計算をしたうえでの3」
です

 

 

いよいよ上棟間近の富士市の
注文住宅の現場

 

もう基礎が完成していますが
ちょっと時間を遡り
様子を見てみましょう

 

 

 

基礎の型枠として使った断熱材は
5cmしか無いので、もう一枚
足して10cmにする準備中

 

でも今日の話はそこではなく
指差す部分です

 

他のボルトより明らかに
大きくて太いボルトが基礎の

あちこちから突き出ています

 

 

 

 

たとえばここ

 

 

コンクリートの打設前を見ると

 

 

こんな感じです

 

 

反対側から見ると

 

 

画像処理で前述の太いボルト以外
を白黒にして目立てせましたが

 

太いボルトが基礎の奥まで
刺さっているのが分かります

 

 

 

このボルトは上棟後に

 

 

このようにガッチリと柱に固定
されて、地震の際に柱が
引っこ抜けるのを防ぎます

 

柱が抜けたら倒壊ですから

 

 

「ホールダウンアンカー」
というのですが、建物に使われる
金物の中で最重要と言えます

 

 

その位置と使用する強度は
構造計算をしないと出てきません

 

間取り・壁の位置・バランス
太陽光の有無・ベランダの配置
大きな本棚などの特別な荷重

 

これらの位置一つで
ホールダウンアンカーの位置は
変わります

 

 

木造住宅は検査されないので
構造計算を提出しない

 

もうそんなこと言っている時代
じゃぁないのです

 

 

 

阪神大震災での死者の8割は
倒壊した建物による圧死でした

 

そんな悲劇は絶対に
繰り返してはいけないのです

 

 

タイトルとURLをコピーしました