工務店の選び方~3つの最重要ポイント~①構造

オススメ

工務店の社長が工務店の選び方
って、なんとなく変ですよね

 

「どうぞ弊社を選んで下さい」
みたいなもんですから 笑

 

 

でもそうではなく、工務店の
社長だからこそ、県外の全くの
営業範囲外の方には

 

営業抜きの「工務店の選び方」
をお伝えすることが出来るはず

 

なので本日から
~3つの最重要ポイント~
を3日連続で書いてみます

 

 

 

 

 

 

2025.5.14 Vol.5,050

おはようございます
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
株式会社マクス社長の鈴木です

 

 

 

工務店選びの3つの最重要
ポイントの1つ目は「耐震」

 

熊本地震の写真ですが
このようなことになっては
絶対にいけません

 

家は家族の命を守るシェルター
でなければなりません

 

 

耐震性が重要だと思わない方は
いらっしゃらないはずですが

 

特に大事なことは2つ

 

 

①設計者が構造を
 分かっている人か?

②予算に応じて耐震性を
 決めるなんて論外!

ということです

 

 

 

 

 

まずは

 

①設計者が構造を
 分かっている人か?

から考えてみましょう

 

 

そもそも設計とは「建築士」が
する作業ですが、建築士の資格の
無い営業マンや占い師が
しちゃったりするのが現実

 

間取りを考えるのは
紛れもなく設計なのに…

それで家が建っちゃうから怖い

 

 

ただ、建築士なら構造が
分かっていて当然!

と思うかもしれませんが

 

間取りだけ考えたら
あとはプレカット工場
(柱や梁の上棟前の機械加工をする工場)

に丸投げで、構造のことなど
全然考えもしない

 

ってことも、よーくあります
怖いけど、これも事実です

 

 

本来間取りは構造がわかっている
(構造計算が理解できている)

建築士が行うべきです

 

 

 

どういうことか?
段ボール箱で考えると分かります

 

 

段ボールはテープで固定されて
はじめて頑丈になります

 

 

 

これを家に置き換えると

 

 

壁の部分が「耐力壁」で
床や屋根の部分を「水平構面」
と言います

 

水平構面をしっかり設けないと
耐力壁だけ多くても
建物が安定しません

 

 

 

 

 

さらに、家には必ず窓があります

 

左のように小さい窓と
右のように大きな窓がある箱

 

どちらが強いかは一目瞭然

 

右の場合はその分の「補強」が
必要になります

 

 

 

 

窓は一箇所ではないはず

 

大きく沢山だと…
「開放的で素敵~」
となりますが

 

ちょっと待って!

「それって安全?」てことです

 

 

素敵な設計ができる設計者が
丈夫な設計も出来るかは別問題

 

 

ましてや!

 

 

窓が同じでも
吹抜けでもあろうものなら…

 

たしかに日当たりは最高だし
開放感も抜群だし
見晴らしも風通しもGood!

 

でも!

構造を犠牲にしちゃダメ

 

当たり前ですけど
それが当たり前ではないのが
今の住宅業界です

 

いまだに構造計算が義務化
されていないのがその悲しい証

 

 

本来、開放的にするのであれば
その安全性を構造計算で
確実に確かめるべきです

 

 

 

 

床や天井面でガッチリ梁組する
もしくは

 

 

 

屋根面で梁組したうえで

 

 

 

合板で固めて水平構面にする

 

これは最低条件

 

 

構造計算が頭に入っている
設計者ならば計算をせずとも

 

 

こんな間取りにしたら構造的に

 

 

 

「持たないよな…」

と、プラン段階でわかります

 

だから!
構造を十分理解できている
(出来れば構造計算も自分でする)

設計者がプランをすべきで

 

お客様の要望でホイホイと
営業マンが安易に間取りを
いじるような工務店は
安心できません!

 

 

だから当然、2つめの

 

②予算に応じて耐震性を
 決めるなんて論外!

ということになります

 

 

住宅は予算に関係なく
構造計算をしたうえで
耐震等級3にする

 

東海地震がいつ来ても
おかしくない現在

 

これはもはや常識であるべき

 

 

 

ぜひ、そんな工務店を
パートナーに選びたいですね!

 

 

 

明日は工務店の選び方②断熱です

 

 

本ブログは株式会社マクス社長
一級建築士の鈴木克彦が執筆を
しております
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