桧の式台

社員大工ブログ

こんにちは、社員大工の丸山です。

汗ばむ陽気が多くなってきました。そろそろ半袖で仕事でも良いような気がします。

 

先日、マクスの田んぼの田起こしを行い、思いっきり日焼けしました。(笑)

 

普段日に当たっていなかった分、急激に焼けたので、ヒリヒリがハンパなかったです。

次回は日焼け止めしなきゃ💦

 

 

 

伊豆の国市の新築工事現場です。

 

大分工事も進み、大工工事も造作工事に入りました。

 

会社の工場で、玄関に使う桧の式台を加工しました。

 

 

式台とは、玄関から家に上がる高さを軽減する為に設ける板です。

 

木工機で板の厚みを削ります。

その後、機械に入れたことで出来た細かい傷を、水に濡らすことで凹みを浮き上がらせます。

(丁度、素材教室で実演してたのでリンク貼ります)

 

凹みを戻すことによって、仕上がり具合も格段に上がります。

 

 

 

 

現場に戻り、取り付け作業。

 

 

ここでもその凹みをワザと式台に付けます。

玄能でトントンと木の表面を叩きます。(写真だと分かりづらい?)

 

 

 

大工の技法で『木殺し』と言います。

以前のポストで、若手大工の隆成が床張りの作業で行ってました。

 

木の表面を叩いてワザと凹まし、そこに板同士が接合する際、水で濡らすと、後で木が水分で膨らみ、突き付け部分が、吸い付くように、ピッタリくっつきます。

 

昔からある技法です。

(和室の鴨居とか、回り縁、木が見える和室等は、殆どこの技法で取り付けられてます)

 

 

式台も無事綺麗に収まりました。

 

 

最近ではこうした造作工事も減ってきましたが、やっぱり大工って、こうした仕事が花だよなって、家を建ててくれるお客様が居るから、こうした仕事が出来るんだなって、式台を取り付けながら思うのでした。

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