超高断熱

超高断熱

温暖な静岡県で超高断熱なんて必要なのか

このページは、温暖な静岡県で、高断熱に真剣に取り組む小さな工務店、株式会社マクスの社長、わたくし鈴木が、高断熱住宅の必要性を、自社の家づくりを通してまとめたものです。

日本全国すべての地域に共通する理論や、フランチャイズでの自画自賛ではなく、温暖な静岡県での家づくり、特に拠点である、静岡県東部の富士市、富士宮市、沼津市、三島市、御殿場市、小山町近郊の気候における、家づくりと断熱について考察します。

古くは兼好法師の時代から、『住まいは夏を旨とすべし』と言われてきたが…

温暖な静岡県で生まれ育った私ですが、学生時代・社会人と7年間を北海道で過ごしました。

その内の3年間は、道東の鶴居村という内陸部。
最低気温はマイナス28度まで下がりましたから、静岡県民には相当過酷な生活を…と思いきや、
「北海道民アルアル」ですが、北海道民からすると、本州の冬は、逆に寒い!(笑)。

北海道では冬の間、全館暖房が当たり前。
温かいので、アイスも年間を通して一番よく売れるのが冬なんだそうです。
背中を丸めてコタツに入る静岡とは、全然違います。

北海道の夏は、ジメジメの静岡に比べれば、本当にカラッとしていて清々しい。

このように、当たり前ですが南北に細長い日本において、気候も大きく違うのに、一つの断熱理論のみが正しくて、それ以外は嘘だ!と論じてしまうのは、少々乱暴ですね。

古くは徒然草にて、兼好法師が「住まいは夏を旨とすべし」と言っています。
さすがに北海道でそんなことを言う人がいれば、「死ぬ気かぃ?」
と言われるでしょうが、静岡くらい温暖だと、「家は中断熱・中気密くらいがちょうどいい」と、建築関係者でも、うそぶく人も、いまだにいたりして…。

右の写真は、マクスの事務所から車で5,6分のところにある、広見公園の「旧稲垣邸」。
茅葺屋根の古民家で、富士市によって移築されたものです。

今の基準ですと、無断熱無気密住宅と言ったところでしょうか。
茅葺屋根や土壁は実は立派な断熱材ですが、建具の断熱性はほぼゼロ、いかんせん隙間だらけで…。

しかしながら、夏にここを訪れた方は、その涼しさに驚くはずです。
私も実際に、気温32度の真夏日に、放射温度計(離れたポイントの温度を測定できる測定器)を持って行ってみましたが、写真で指差す部分の温度(茅葺屋根の表面温度)が45度だったのに対して、室内の屋根面の反対側(下写真左)は28度です。

茅葺屋根の裏表で、実に17度も違うわけです。
板の間の表面温度は27度、土間に至っては25度!
うーん、涼しい。

右の写真右側は、別角度の撮影ですが、高いところに窓があります。最初の写真を見ると、越屋根(こしやね)と言って、棟の部分に空気が抜けるところもあります。

熱い空気は冷たい空気より軽いですから、高い所が開いていれば、自然に出て行き、その分、外の空気を呼び込みます。
これを重力換気と言います。

たしかに、
「夏を旨として」
設計されているので、とっても涼しくて快適です。

「夏は…」

温暖な静岡の冬の平均気温はこれくらい

兼好法師に言われるまでもなく、蒸し暑い気候に対応するために、古来より日本人は知恵を絞ってきました。

ヨーロッパでは、壁に穴を開けて、風=wind、を通すのが窓→window、であったのに対して、日本では、窓=間戸。
柱と柱の間(ま)に、建具=戸(と)を入れるのが窓、ですから、窓の考え方そのものが違います。

日本における窓は、開放的な間取りと、軒の深い屋根で、室内に熱を入れない、こもらせない、そのために「開放をできる・取り外せる」のが窓に求められる性能であり、そこに断熱性という考え方はありませんでした。

冬は、着込んで火鉢にあたり、寒さを凌ぐだけ。
あとは、我慢。

静岡県は、たしかに、北海道や北東北に比べれば、真冬でも、かなり温かいです。
でも、いくら雪が降らないからって、冬、寒いものはやっぱり寒いですよねぇ…。

上の地図をご覧ください。
緑がマクスのある静岡県富士市。

青いピンは、アイルランド第二の都市コーク。
黄色のピンは、フランスの観光都市ニース。
緯度ではどちらも北海道より北ですが、ニースは地中海で何となく暖かいイメージ…。

紫のピンはインド最大の世界都市ムンバイ。
赤はマレーシアの首都クアラルンプール。
こちらはどちらも赤道に近く、暑そうなイメージ。

では、富士市を含む5都市の月ごとの平均気温を見てみましょう。
データは気象庁の「主な地点の平均値」から抜粋してグラフ化しました。

下のグラフの色は、上の地図のピンと同じ。緑は左右のグラフとも同じ富士市です。

まず、右のグラフを見ると、暑いイメージの国(インドとマレーシア)と比べて、日本の8月は、赤道直下の国とほとんど変わらないくらい暑い…。
こんなに暑いの?って感じ。
やはり、夏を旨としなければ!

でもちょっと待って!
左のグラフで、寒いイメージの国(アイルランドとフランス)と比べてると、12~2月の真冬は、結構寒いですよ?
地中海のニースよりかなり寒く、アイルランドのコークと変わらないくらい寒いじゃぁあーりませんか!

温暖な静岡も、実は真冬は結構寒い。
夏だけを旨としちゃ、いけないと思いませんか…???

 

新築戸建住宅に引越した人の全国調査結果

私事ですが、家内と結婚した当初、富士市で、中古住宅をリフォームした家に住んでいました。
断熱は、壁・屋根ともグラスウール50mm、屋根も同じく50mm、窓はアルミのシングルガラス(増築部はペアガラス)でした。

やっぱり、冬の朝は寒かった…。
朝起きると室温が10°を下回ってましたから。

その後、今の家に引っ越しました。
平成11年基準(次世代基準)と呼ばれる、現在の高断熱高気密住宅の基準が出きてすぐ、私が初めてこの基準(次世代基準の温熱等級4)に取り組んだのが、現在の自宅です。

ちなみにスペックは、屋根に硬質ウレタンフォーム50mm、壁はグラスウール100mm、床はポリスチレン90mm、窓はアルミサッシのペアガラスです。(今ならローコスト住宅だってこれくらい…汗)
ちなみに、住宅の断熱性を示すQ値は、建築当時2.66です。
(本文執筆時の2017年の静岡の高断熱基準は、Q値2.7以下)。

引っ越しは、12月でした。
引っ越しの翌朝、起きて家内と目を合わせると、二人で同じ言葉を…
「この家、なんて暖かいんだろう!」
あの朝の感動は、今も鮮明に覚えております。

ですが、悲しいかな、人間て、慣れるんですよね。
灯油ボイラーの床暖完備でしたが、数年すると、冬はやっぱり寒い。

そこで、薪ストーブを入れました。
そしたら暖かいを通り越して、暑い!

でもまた数年もすると、薪ストーブを焚いても真冬は寒く感じるようになり、小型の窓以外は、樹脂サッシの内窓工事を施工、薪の消費量もずいぶん減りました。
内窓工事によって、住宅の断熱性を示すQ値は2.66から2.35に向上しました。

【参考リンク:樹脂の内窓工事をした結果の検証

そして今、もう冬は、寒い家では寝たくありません。
暖かい自宅では、真冬でも羽毛布団一枚だけ。
毛布は一年中使わないので捨てました。

正月には、富士市より温暖な西伊豆の家内の自宅へ毎年家族で泊まりに行くのですが、結婚当初は「やっぱり伊豆は温かいよなぁ…」
って言ってたんです。
それなのに、今は寒いから泊まりに行くには覚悟が必要…。
ほんと、人間の体はある意味「順応性」が非常に高い。

そうなんです。
『戸建てから戸建てに』引っ越した人は、
大体、引っ越す前の家が寒いので、引っ越した当初は「暖かいなぁ」って思うのですが、3年もすれば、「高断熱高気密ってこんなもの?」
って言うくらい、また寒く感じてしまいます。

『アパートやマンションから戸建てに』引っ越した人はもっと悲惨。

例えば、かど部屋でなく、一階でも最上階でもない、そんな部屋を想像して下さい。
上にも下にも、そして左右も隣家。
隣家は外気温と同じくらい寒い空間、なんてことはないので、そもそも断熱なんて考えなくて良いわけです。

そんな部屋では、廊下側に面した玄関方面の小さな部分と、ベランダに面した小さな部分の、全体としては「小さな二面」しか外気に接しておらず、居住空間の容積に比べて熱が逃げる面が非常に少ないという、究極的に断熱性能がいい空間になっているわけです。

となると、一戸建てに引っ越したら、
「え?何?この寒さ!」
「ちょっと!高断熱住宅って言ってたのに、なんでこんなに暖房代がかかるのよっ!」
ってことになるわけです。

それを端的に示しているのがこのグラフ。

これは、私がマクスの勉強会や相談会で皆さまにお見せしているスライドの抜粋。
住宅設備メーカーの株式会社LIXILが、全国三万人という大規模な調査で、築5年未満、つまり、新築住宅に移り住んでみて、不満に思うことを調べた結果です。
(リクシルのデータを元に見やすく作り直しています)

これを見ると、「冬は寒いし、夏は暑い」「光熱費が高くて不満」がワンツーフィニッシュ。
どちらも、住宅の「断熱性」に起因する不満ですね。

「今」建てられている住宅でも、こうなのです。
これが現実です。

交通事故より遥かに危険な家

まぁ、たしかに、寒い家はイヤよね、って話には納得していただけると思うのですが、「イヤ」では済まされない「危険」について知らなければなりません。

右のグラフは、「冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」という、消費者庁の平成28年1月20日付のニュースリリースから抜粋したものです。

平成26年には、5,000名近い方が、「自宅」の浴室で溺死しているわけですが、上記リリース中にも、
厚生労働省の研究班の調査では、救急車で運ばれた患者数から推計した入浴中の事故死の数は年間約 1 万 9,000 人とされています(死因が溺水以外の疾病等と判断されたものを含む)
とあります。

東日本大震災でお亡くなりになった方が、約二万人。
それと同じくらいの方(特にお年寄りの方)が、毎年、自宅のお風呂でなくなっているというのは、恐ろしい事実です。

なぜなのでしょうか?

冷えは万病の元、寒い時間帯・寒い時期に人は死ぬ

昔から、「冷えは万病の元」と言われています。
昔から言われてきたことが全て事実、というわけでは勿論ありませんが、日本のみならず、「寒さは体に悪い」というのは世界中で認知されている「事実」です。

古くは、近代看護の母ナイチンゲールが、著書「看護覚え書」において、病院の寒さが入院患者へ与える悪影響を説き、寒さを防ぐため、窓の性能やベッドの配置にまで言及しています。

イギリスでは、住宅法の一部であるHHSRS(Housing Health and Safety Rating System)という制度のもと、50万件もの室温と疾病の相関関係が調べられており、室温が20℃を下回る環境下で生活をしていると、心疾患や、脳血管疾患といった大病はもちろん、アトピーや喘息の他、多くの疾患にたいして、室温が下がるほど悪い結果がでることが分かっています。

右記は国ごとの月別の死亡率で、北半球と南半球でそれぞれ、冬に死亡率が高くなっています。

さらに前述の通り、日本の場合は、特に冬のお風呂は危険です。
交通事故以上に!

人口10万人あたりの、浴室での高齢者の死亡率を見ると、欧米の5倍から10倍以上にも達します。

冬、コタツで暖まる
 ↓
寒い脱衣場で服を脱ぐ
浴室も寒い
(血管が縮まり血圧急上昇:くも膜下出血の危険)
 ↓
「あ”ぁぁ…」と言いながら湯船に浸かる
(血管が拡がり血圧急降下:脳梗塞の危険)
 ↓
「湯冷めしちゃう」と言いながらまた寒い廊下に
(血管が縮まり血圧急上昇:くも膜下出血の危険)

日本人は、小さい頃から、「肩までつかって10数えて…」と育てられてきました。
湯船に浸かる習慣のない外国と違うところですし、そもそも、日本の住宅は外国に比べて寒い(断熱性が悪い)ので、冬は危険と隣り合わせです。

私の義理の伯母も、冬に浴室を出た直後に倒れ、一命はとりとめたものの、今は半身不随で寝たきりです。
高齢者の浴室の溺死者が年間1万9千名、とありましたが、死亡せずとも重篤な症状になってしまう人は、この何倍もいるのではないでしょうか…。

 

暖かい家と健康の相関関係を、国も本腰を入れて調べ始めている

近畿大学の岩前篤教授は「断熱性能と健康」の中で、「転居後の症状改善率」というデータを発表しています。

これは、2002~2008年に新築戸建に転居した、全国2万人を対象にしたアンケート調査で、引っ越す前に、「アレルギー性鼻炎」「目のかゆみ」「アトピー」「気管支ぜんそく」といった症状を持っていた人が、新居に引っ越したら、その症状が改善したかどうか、というものを調べたものです。

結果、普通の家より次世代基準(平成11年基準)レベルの高断熱住宅に引越した人のほうが、より症状の改善率が高くなっています。

また、次世代基準レベルよりも、さらに上の基準(平成32年基準と呼ばれるHEAT20レベル)の高断熱住宅に引越した人の方は、さらにもう一段、症状の改善率が高くなっています。

このような報告に後押しされ、国もようやく重い腰を上げました。
現在国土交通省は、「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」で、断熱性と住まい手の健康との相関性について調査しています。

現在中間報告として、

  • 冬、起床時の室温が低いほど、血圧が高くなる傾向がみられた。
  • 高齢者ほど、室温と血圧との関連が強いことが認められた。
  • 断熱改修工事によって室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する傾向が確認された。
  • 居間または脱衣所の室温が18℃未満の住宅に住む人は、入浴事故リスクが高い『熱め入浴』をする人が確率的に高い。

と発表されていますが…。
うーん、あまりに遅い。

現在の日本の断熱性に関する基準、いわゆる高断熱住宅、と呼ぶのは、最高等級の「温熱環境、省エネルギー対策等級4」は、1999年に出来た「次世代省エネルギー基準(平成11年基準)」です。

2018年現在、約20年前にできた基準です。同じような気候区分の他国の基準と比べると、かなり甘い(ゆるい)基準。
中国や韓国よりも低い。

しかも、2018年現在、この基準は努力義務。
現在建てられている住宅の半分程度しか、この基準を満たしていないと言われています。

2020年に、この基準(2020年から見ると、1999年は20年前の基準)が、ようやく新築住宅に義務化されると言われています。
義務化されると、2019年までの「最高性能」が、2020年からは「最低基準」になるわけですが、2020年の義務化は見送られる、との憶測が広まっています。「業界が混乱するから」というのがその理由らしいのですが、行政は誰の味方なのでしょうか…?

ヨーロッパでは、日本の新築住宅に適応される上記の断熱の基準(平成11年基準)よりも厳しい断熱基準が、既存住宅(中古住宅)にまで義務付けられる国も多いです。それに対し、日本の既存住宅を含む住宅全体では、この平成11年基準を満たしている家は、約1割と見られています。日本人の9割は、すごく寒い家に住んでいるわけです!

 

いつかなくなるかもしれない化石燃料、電気代はそのままなのだろうか?

私が子供の頃、「石油はあと30~40年で無くなる」と教えられました。

「ふーん、大人になったらどうなるんだろうなぁ…」
と思ったものですが、実際に40年経った今、資源エネルギー庁のHPを見ると、2013年時点での可採年数は53年とあります。

どういうことだ…?

これは、シェールオイルや、より深い海底など、当時は技術的に採れなかったものや、発見されていなかったものが増えたからです。
この「あと何年というのが減ってゆかない」カラクリが、限りある資源なのに危機感が薄い、という理由ではないでしょうか。

でも、実際には、石油や、石油由来のガソリンや、暖房としての灯油など、値上がりは実感として誰もが持っているはずで、このまま何十年も、石油はあり続け、値段も据え置き、と考えるのは、あまりに楽観的すぎます。

もし、石油の値段が上がってゆけば、原子力に期待できない現在、当然電気代も上がります。
「寒かったら暖房をつければいいや」というのが、「寒いけど、もったいないから我慢しよう」になってしまいます。
若いうちはそれで良くても、歳をとったら、それは健康や、最悪の場合、命にかかわるのです。

 

痩せ我慢を強いることなく光熱費を抑えられ、その効果が目に見えたら?

車を買い換える時、「燃費」って気にしませんか?

一昔前の大衆車と言えば、ブッチギリでカローラが人気でした。
でも今は、プリウスやアクアやフィットに、その座を奪われています。
これは、政権交代のゴタゴタもあって、ガソリン代が高騰してえらい目にあった消費者が、「またガソリンが高くなったら大変だぞ」と、知ったから、ではないでしょうか?
そう、車を選ぶ際に「燃費」を気にする方は、圧倒的に多いはずです。

家電の買い替えでもそうです。
冷蔵庫・エアコン・電子レンジ・テレビ・洗濯機…家電屋さんに行けば一目瞭然。
毎日使うものは「この商品の電気代は年間○○円です」って、みんな書いてあります。

買うときだけじゃなく、ランニングコストがどれくらいかかるか?
最終的にどっちがお得かを判断する材料として、「普通は」この燃費を気にするわけです。
でも、人生で一番高い買い物とか言われる住宅には、「燃費」の表示がありません。

『なぜなんだ…?』

 

断熱の新基準とZEHとは?

ZEHと書いて、ゼッチ、と読ませます。Zero Enargy House の略です。
ゼロ・エネルギーハウスとは、エネルギーを使わない家?ではありません。

住宅で使うエネルギーの内、【冷暖房・給湯・照明・換気】に使うエネルギーの分と、屋根の太陽光発電で作った分が、概ね、プラマイゼロ、というのがZEHの基準です。

ですから、TVや冷蔵庫、電子レンジや洗濯機といった、いわゆる家電は含みません。
イメージでざっくり言えば、家庭で使うエネルギーの3割は家電、という感じです。

残りの7割と同じ分、太陽光発電をしなければならないのですから、けっこう大変です。
かなり大きな屋根にして、そこにかなりの面積の太陽光発電を付けなければ、全体の7割分のエネルギー収支をプラマイゼロにするのは難しいです。

2020年までに、大手ハウスメーカーには、このZEHが義務付けられる(かも)という行政の流れを受け、ハウスメーカーは、軒並み断熱性を向上させています。
家庭のエネルギーの約3割を占める暖房用のエネルギーを減らし、収支をプラマイゼロにしよう、という試みです。

つまり、無暖房でも寒くないくらい究極的に断熱性能を上げて冷暖房費をゼロに出来ても、まだ給湯・照明・換気でエネルギーを使うので、「太陽光発電」を載せないかぎり、ZEHにすることは不可能です。

そして逆に、カッスカスの断熱性で、エネルギーを垂れ流して暖房しなくては寒くていられないくらい断熱性が低い家でも、大掛かりな太陽光発電を乗せれば、立派にZEH、となるわけです。

なんだか変ですね。
売電価格が大幅に下がってしまった現在では、太陽光発電の設置費の元を取るのは、結構大変になってきています。
その証拠に、「お得」を全面に打ち出していた太陽光発電も、今は「災害で停電しても安心」みたいな広告に変わってきているのにお気付きですか?

ただ、災害に安心というのは、建物「及び」太陽光発電設備自体が、地震で被害を受けなかった時に初めて言えることですよね???
太陽光発電と建物の耐震性は、全く別のものであり、さらに言えば、熊本地震では、太陽光発電設備が地震でズレてしまったり、屋根に受けた地震の被害を復旧するのに太陽光発電設備が邪魔で…という問題がクローズアップされました。
地震の面から見ると、屋根は軽いほうが、当然、耐震性が高いのは事実です。

もちろん、太陽光発電を悪、と言っているのではありません。
太陽から来るエネルギーを電気に変えるのですから、素晴らしい技術であることに間違いはありません。
また、ZEHという新しい基準を達成するためとはいえ、日本の建物の断熱性が向上するきっかけになれば、それは良いことだと思います。

ただし、私は、ZEHうんぬんより前に、先にやるべきことがあるのでは?と思うのです。
それが、真の意味での「断熱性能の向上」です。
見かけの収支をゼロにするのが本当のエコではなく、使うエネルギーを大幅に減らす、というのが本当のエコのはずですから。

 

樹脂サッシのすすめ

「戦争法案だ!」と国会が揉めに揉めていた平成27年7月、国会で全会一致で成立した法案があります。
『建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律』と言います。

衆議院では、この法案を可決するにあたり、意思表明として附帯決議を表明しています。
附帯決議に法的拘束力はありませんが、「将来の立法によるその法律の改善に関する希望の表明」なので、政府はこれを尊重することが求められ、無視はできないことになっています。

同法律の附帯決議は、下記のページで見ることができます。
【衆議院 第189回国会閣法第58号 附帯決議】

重要なのは、上記の付帯決議において、
その五で、
「建物のエネルギー消費性能を統一的でわかりやすく表示しよう」
その六で、
「建物のエネルギー消費性能を向上させると、健康維持や生活の質の向上することを国民に啓蒙しよう」
その七で、
「そのために、サッシを木や樹脂にするのが有効なので、諸外国の例を参考に普及させよう」

と、国会が言ってるんですね。
では、言うとおりに、諸外国の例を見てみましょう。

(樹脂サッシ工業会のホームページより)

右記は、世界の樹脂サッシの普及率です。
特異なのは北欧と我が国日本。

北欧は寒いので、かなり昔から、高性能な木製サッシが使われてきました。そして日本は、いまだ、アルミサッシ全盛です。
日本だけ、「アルミ+樹脂」というのがありますが、これは「複合サッシ」と言い、室内側の一部に樹脂を使ったもので、分類上(性能上)、ほぼアルミサッシです。

どうして日本だけこんなにアルミサッシが多いのでしょうか?
日本が暖かいから?
いえ、そうでないことは前述のとおりです。
温暖な静岡県でさえも、冬は結構寒い。

原因の一つに流通事情があります。昔から使われてきたアルミサッシ。
アルミの工場から、地場のサッシ屋さんにパーツが送られ、サッシ屋さんが自前でビスを使って組み立て、工事現場に運ぶ、というのが昔からのやり方でした(今もです)。

ところが、樹脂サッシはそうはいきません。樹脂サッシは、工場でパーツを溶着して組み立てます。

左は溶接機械。この機械を通すと、サッシの四隅が溶接される。溶接跡(右上)は、職人の手によって削り取られる(右下)。
【老舗メーカー・シャノンの工場見学より】

つまり、サッシメーカーからすると、アルミサッシが「半製品」であるのに対し、樹脂サッシは完成した「商品」なのです。
商品だから地元のサッシ屋さんの仕事がなくなるわけですが、それは既存の販売網の大リストラにつながります。
今まで自分たちの商品を売ってくれていたところの仕事を奪うわけですね。
これは、そう簡単にできることではありません。

ですが、「なぜ、世界的に見れば樹脂サッシが当たり前なのか?」を考えてみる必要があると思います。
理由は2つです。

樹脂サッシがグローバルスタンダードな理由その1

アルミと樹脂では、熱の伝わりやすさ(熱伝導率)が2,000倍違います。
アルミはとっても熱を伝えやすい素材です。
アイス専用のアルミのスプーンは、手の熱が伝わるため、硬いアイスを溶かしながらすくうので食べやすいのです。

当然、熱が伝わりやすいアルミサッシは、冬は外部の冷気を簡単に伝えてしまうし、夏も、熱くなったアルミサッシは、室内に熱をせっせと運んでしまうのです。

樹脂サッシがグローバルスタンダードな理由その2

アルミサッシの場合、冬、外の冷気が室内に簡単に伝わります。
そうすると、室内の暖かく湿った空気は、アルミサッシに触れると、たちまち露点温度になり結露します。

結露しても、カーテンのレースがカビたり、窓枠にシミができるくらいだから我慢すればいい?
いえいえ、見えるところが結露する分には、たしかにその通りなのですが、問題は、壁の中での、見えない部分の結露なのです。

これは、「アルミ+樹脂」の複合サッシのカットサンプルです。
樹脂の部分を青く画像加工してあります。
先程、複合サッシはほとんどアルミサッシ、と書いた理由がお分かりいただけるかと。

そして、ご覧の通り、構造的に壁の中に、結露を起こしてしまう部分があることがわかります。
詳しくは、以前のブログ【富士市で樹脂サッシを使って高断熱住宅にしたい理由】に実験画像とともに記しております。

壁の中で結露すると、眼に見えないので気付きません。
でも、冬の間、ここで結露が繰り返されると、カビだけでなく、腐朽菌が繁殖してしまう、つまり木が腐ってしまう可能性や、湿った木が好きなシロアリが来やすくなるといった、住宅の耐久性を大きく下げる原因を作ってしまうことになるのです。

だから、世界的に見れば、樹脂サッシのシェアが高いわけですね。
国会が「世界の例を参考に、樹脂サッシを普及させよう」と言っているわけですから、今後日本でも、樹脂サッシは急激に普及してゆくことでしょう。
十年後、「あぁ、あの頃はまだアルミだったんだよね…」みたいなふうになったしまったら、住宅の資産価値が下がってしまいます!

 

住宅貧乏と営業マン

国土交通省のHPを見てみると、日本の住宅の寿命は約30年と、諸外国に比べて非常に短いのが分かります。
住宅ローンは最長35年ですから、やっと住宅ローンを完済したら、次の建て替え、ということになります。
今の時代、そんなことが出来る人はごく僅かです。

また、断熱性に関して、日本は諸外国に比べて、非常に遅れていることも前述してまいりました。
これで日本の住宅が非常に安く、普通のサラリーマンなら2,3回は建て替えられる、であれば話は別ですが、普通の人は、自分の命を担保に住宅ローンを組むわけです。
万が一のことがあったら団体信用生命保険で住宅ローンがチャラになるというのは、残債を生命保険で返済するということなので、命を担保に、と言えると思います。

それなのに、日本の住宅は資産価値という面で見ると甚だしく低い。
二十数年もすると、一般的に建物の価値はゼロ、となってしまいます。
いわば、日本人は住宅貧乏、といえる状態です。
なぜ、このような状態になってしまうのでしょうか?

通常、「家づくりをしよう!」と一大決心をした方が話し合いをするのは、いわゆる「住宅営業マン」ですね。
現在の家づくりって『坪いくら…』みたいな考え方が支配的ですが、プロなら、本当に建て主の事を考えれば、生涯にかかる総費用が、最も経済的になる様にアドバイスすべきです。

どういう事かと言えば、
【(建てるときの建設費用)+(住み始めてからの光熱費)+(メンテナンスにかかる費用)】
これがいくらになるかを考えた上で、この額が最小になるようにアドバイスしなければなりません。
さらに、この額によって、何年住めるのか、この家が何年持つのか、それも大事なのです。

でも、正直にこの話をすれば、予算がオーバーで、「家づくりは諦めてください」と言わなければならない可能性も出てきます。
諦めないまでも、耐久性や断熱性のために建設費用が上がれば、相見積で競合他社に負けてしまうかもしれません。

普通、出せる予算は決まっていますから、どこで予算を削ろう?となった場合、どうしましょう?
住宅営業マンになって考えてみて下さい。

 1.設備をグレードダウン
 2.壁や床などの仕上材をグレードダウン
 3.断熱性の仕様をグレードダウン
「1や2を下げましょう!」と言うのは、非常に勇気が要ります。
キーパーソンの奥様に嫌われれるかもしれません。
他社と比べてもすごく分かりやすいですし。

「3を下げましょう」とは言わずに、実行するのは容易い。

「『暖かい家にしたい』って希望だったから、樹脂サッシを勧めてみようと思ってたけど、とても予算が合わないから、いつも使っているアルミサッシにしておこうか。断熱材も、まぁ普通の量でいいか。これでも省エネ等級4で高断熱住宅だし、嘘は言ってないもん…。」

と、心のなかで、彼は思うのでした。

「現在の省エネ等級4は実はかなり昔に出来たもので、数年もするとこれはただの最低基準になってしまうんです。将来の燃費や家族の健康や快適性を考えたら、断熱性能をもう少し上げてみませんか?」

と言える営業マンは、少ないことでしょう。

結果として、『あったかい家がいいって言ったのにぃ!』と損をするのは消費者。
建てるときの最初のコストだけに注目し、それを節約して省エネ仕様を落とした人ほど、光熱費にお金がかかり、さらに貧しくなってゆく…
まさに、住宅貧乏です。

 

もし、静岡で厳寒地並みの高断熱な家に住むとどうなるか実験

ZEHの影響もあって、「エコ住宅」「燃費の良い住宅」という言葉が流行っていますから、「エアコン一台で全館冷暖房」とかもよく聞く様になりましたよね。
でも、大容量のエアコンが24時間ブンブンまわって、「はぃエアコン一台で…」と言うのは、まぁ、ウソじゃぁないですが、快適ですか?ということ。

北海道くらい寒いとダメですが、温暖な静岡では、北海道や北東北の高断熱基準くらいまで断熱を頑張ると、本当に少しのエネルギーだけで暖房が出来てしまうのです。
もちろん、お日様を上手に利用するパッシブデザインも基本の上で、ですけど。

「パッシブデザイン」
最近良く聞く言葉ですが、簡単に言えば、「お日様や風など、自然に素直な設計」と言えます。
太陽は、冬は南東から昇り、あまり高くならずに、南西に沈みます。夏は、北東から昇り、ほとんど真上まで高く上がり、北西に沈みます。
すると、同じ午後二時でも、日差しと影は、夏と冬では全く違います。
冬の午後二時は、南面の大きめの窓からは、コタツ4つ分の熱が差し込みます。ポカポカととても暖かいです。
ですが、夏の西面にある大きめの窓からは、コタツ5つ分ほどの強烈な熱が差し込みます。
これはもはや暴力的です…。

パッシブデザインで設計をした、富士市のあるお宅にて、ひと冬の暖房代が、実際どれくらいなのかを検証させていただいたことがあります

左の写真は、分電盤に、HEMS(Home Energy Management System)という測定機器を取付けているところです。
これを取り付けることにより、調べたい経路の電気使用量をエクセル形式でデータとして吐き出すことが出来ます。

そして、計測された結果が右の表です。
詳しくは、社長ブログの「パッシブソーラーの考察2」をご覧いただきたいのですが、結論から言うと、こちらのお宅では、ひと冬の暖房代は、6~7千円程度で納まってしまう、という結果でした。

静岡は暖かいので、暖房には、開放型(煙突のない、いわゆるカートリッジ式)の灯油ファンヒーターを使っているお宅が多いと思うのですが、6000円といえば、ポリタンク5本分ですから、それが一冬の暖房代、となると、かなりエコ、と言えると思います。

やっぱり、断熱ってとっても大事ですね。

 

きっかけは、東日本大震災

マクスが、北海道や北東北並みの厳寒地の断熱性能を、温暖地でも目指すべき、と考えるようになったきっかけは、東日本大震災です。

2011年3月11日。

あの日以降、色々なことが変わりました。
静岡県東部地震もありましたし、計画停電も経験しました。

「あ、電気って、当たり前にあるものではないんだ…」
私だけではなく、日本人全員が気付いたはずです。

ですが、建築業界でムーブメントになったのは、太陽光発電。

  • 設備費(建築費)が上がってうれしい住宅会社
  • 太陽光発電設備が売れてうれしい電機メーカー
  • 景気が良くなってうれしい政府


思惑が見事に合致した結果だと思います。

でも、今まで通りエネルギーを使い続けながら、太陽光発電で見かけ上のプラマイ収支で帳尻を合わせる、これが本当のエコなんだろうか?
もっと、建築で出来ることがあるんじゃないだろうか?

そう思ったのでした。

電気を作ることもエコかもしれないけど、本当のエコは、できるだけ電気を使わないこと、のはずだ!と。

グラフは、東日本大震災以降に工事をさせていただいた新築住宅の断熱性能(UA値)を時系列でグラフにしたものです。

グラフが小さくて見にくくて恐縮です。
静岡県では、水色部分(UA値0.87以下)で高断熱住宅と呼べます。右の散布図で、黄色い点は、樹脂サッシの採用が難しく、やむを得ず複合サッシを使用した時期です。

現在では、北東北の高断熱住宅(=静岡県でのHEAT20のG1グレード)~北海道の高断熱住宅(=同G2グレード)に全ての住宅が入っています。

「断熱性能をもっともっと上げて、本物のエコハウスを目指そう!」と思い立った時、メインに考えたのは3つです。

  • パッシブソーラーシステム
  • 断熱材


パッシブソーラーシステムは、震災前から取り組んでいましたが、よりシンプルで、より効率的、よりコストが下がった「びおソーラー」が良いと思いました。月に缶ジュース一本分ほどの電気代で、冬はなんとなく温かい、夏はなんとなく涼しい、という環境が作れたら、とってもエコだと。

次に断熱材。
断熱は、厚くするのが基本です。
ですが、それだけではなく、比重を大きくし、「熱容量」を増やす、という熱化学の常識に照らし、密度がより高い断熱材を検討、同時に断熱のことだけではなく、壁内の結露やカビのことも考え、ヨーロッパでシェアの高い、木質繊維断熱材に着目しました。

簡単な実験箱を作って比較したものです。

右の写真の左のピンクは、高性能グラスウール(密度24kg/m3、厚さ12cm、熱伝導率0.036)、
右の茶色は、木質繊維断熱材(密度60kg/m3、厚さ12cm、熱伝導率0.039)。

電球は強烈な熱を出す200Wの白熱球、中心の白は両者の箱の熱が移らない様に、スタイロフォーム断熱材を挟んでいます。

電球を付けて実験開始。写真では、温度計をいくつか差していますが、中心部の温度で考察します。

熱しやすく、冷めやすい、グラスウールと、熱しにくく、冷めにくい、木質繊維断熱材の違いがよくわかります。

この結果は、密度の違い、つまり熱容量の違いです。
熱を伝えにくければ、夏に降り注ぐ熱を室内に伝えにくく、冬の暖かさを逃がしにくい。
しかも木で出来ているから調湿性が高いのです。

この、熱容量が大きい木質繊維断熱材を、壁に12cmびっしり詰め込み、屋根には24cmとすることで、冬暖かいのはもちろん、冒頭の茅葺きの家のような、夏に涼しい家となります。

この木質繊維断熱材は、北海道のカラマツのチップから作られています。国産材を利用することで、環境にも優しく、しかも、木の繊維ですから、壁の中12cm分も調湿層、そんな理想的な断熱材だと思います。

そして、最後は窓。
窓は、家の中で一番熱の出入りが激しい部分。
2018年の今現在でも、まだまだ樹脂サッシは流通量が少なく、当時はこれが一番困りました。

外国産の輸入サッシで、トリプルガラスの樹脂サッシを使ったりしましたが、やはりメンテナンスを考えると二の足を踏んでしまい、ある期間、アルミと樹脂の複合サッシを使った時期がありました(散布図中の黄色のポイント)が、国産メーカーの商品がきちんとラインナップされるにいたり、現在は全てトリプルガラスの樹脂サッシになっています。

Q値1.04のマクスのモデルハウス、見学・体感してみませんか?

マクスのモデルハウス『冨嶽町家』は、2016年の夏にオープンしました。

以来、予約制でのみの見学ですので、平日はほぼ無人。当然、夏も冬もエアコンは無し。
でも、パッシブソーラーだけは健気に動いています。

人が住んでいないので、冬は湿度30%くらいまで下がってしまいますし、夏は締め切っていて夜間の空気の入れ替え(ナイトパージ)が出来ません。非常に過酷な環境下にあります。

それでも、真冬でも日がさすと暖かくなるし、真夏でも窓を開けると我慢できない暑さではありません。
やっぱり、ここまで断熱をあげると、体感そのものが違ってきます。

モデルハウスの第三者機関による評価書です。

  • Ua値:0.38、C値:0.5
  • 屋根:木質繊維断熱材60kg/m3・24cm
  • 壁:木質繊維断熱材60kg/m3・24cm
  • 基礎:立上-スタイロフォーム100mm厚・スカート-スタイロフォーム50mm・90cm
  • 窓:トリプルガラス樹脂サッシ(エルスターX、トリプルシャノン、ユニルクス)
  • 換気扇:熱交換一種換気(ヴェントサン)

北海道や北東北では、もっともっと高断熱の住宅も建てられ始めていますが、温暖な静岡県でこれだけの性能の住宅は、そうそう無いと思います。

お客様のところではどうか、というと、上記の性能で、壁が付加断熱なしの12cmで、通常の三種換気、というのが標準です。
なぜどの家もモデルハウスと同じスペックにしないのか?
もちろん、問題なく同じスペックに出来るのですが、費用対効果の問題はあります。

数字上の性能だけ競っても、作り手の自己満足になってはいけません。建設費と将来における光熱費の合計が最適になるように考えることが肝要だと思います。

その辺は、是非、実際にモデルハウスを見て、暑さ寒さを体感して、皆さんの家づくりにお役に立てていただければと思います。
見学は予約制で、こちらのモデルハウスのページからご予約いただけます。

最後に…

長い文章を最後までお読みいただいてありがとうございました。

「温暖な静岡で、そこまで断熱性をあげる必要があるの?」
というご質問には、

  • 居住性が良くなる。とにかく暖かいのは素敵。
  • 建物の耐久性が担保できる。壁内においても結露やカビの心配がない。
  • 将来の健康リスクの軽減。断熱性は住まい手の健康に直結。
  • ランニングコストの軽減。全館冷暖房でも光熱費をぐっと抑えられる。

という理由から、

「はぃ、絶対に必要だと思います!」

とお答えします。