低くて深い軒
本日も、堀部安嗣建築設計事務所の設計による静岡市の住宅の工事現場から。
シートで全景が見えないのが残念ですが、外壁の耐力面材のモイスも貼られ、屋根も防水下地までまとまりましたので、建物の輪郭が見て取れるようになりました。
何と言っても特徴的なのが、この下屋の屋根。
建物本体から、2mもせり出しています。
化粧の軒天だけは、板と板の重なり分:実(さね)部分が、後から空いてきて見えるのが嫌なので、先行で黒く塗っております。
なので、桁・隅木と化粧垂木は現場でこれから塗装。
隅木も垂木も、先端にゆくほど細く加工しているのがお分かりいただけますでしょうか?
見上げないと気付かないんですけど、こういうさりげないのがすごく加工大変。
でも、細く軽快に見える、つまりかっこいい。
こちら、玄関。
同じく化粧垂木は桁から先だけ細く加工。
もう一度書こう、見上げないと気付かないんですけど、こういうさりげないのがすごく加工大変(笑)。
痺れるほど、ぐっと低くて深い軒。
それを黒く。
しぶい…。
堀部建築の真骨頂。
でも、低くて深い軒は、日本の気候から伝統的な設計コードでもあります。
梅雨と秋の長雨、蒸し暑い夏の日差し、これから建物を守り、少しでも快適に暮らそうとする日本建築の昔からの知恵です。
奇をてらうわけではない、温故知新と不易流行が、堀部建築の奥深さなんでしょうね。
今回の家づくりを通して、自分の設計にも、もっと深みが出るといいなぁ…(笑)。
最後は宣伝です。
まだお席に少し余裕がございます。ご予約はお早めにお願いします。
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