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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

まずは基礎からリノベーション 3

昨日の続きで、富士宮市のリノベーション現場です。

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雨除けの養生をめくって写真撮影。
写真奥の柱の根本に、茶色い板が見えると思います。

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厚い鉄板で作ったこんなものです。
大きさが分かりませんね。

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現場監督の勝亦に持ってもらいました。
かなり大きくて重いです。

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耐震補強は、壁倍率という壁の強度で計算されます。

例えば、筋交いが一本入ったら、その壁は実際の距離の二倍の長さ分の強度、
写真のように、二本でタスキ掛けにしたら、四倍の強度、
と言った具合。

でも、新築では当たり前に行われている「柱の抜け防止」という検討が、リフォームの耐震補強では、かなりグレーというか、行政もアンタッチャブルというか…。

どういう事かと言えば、壁倍率が上がり、強度が上がるほど、その壁は変形せずにその形のまま留まろうとし、結果、横揺れの力が、柱を引き抜こうとする縦方向の力に変わります。

かなり古い記事ですが、この引き抜きを模型でご紹介したブログをご参照下さい。
 →【すじかいの意味と働き】

新築では、この柱の引き抜け防止が、様々な強度毎に定められていますが、リフォームでは、ここまで解体をしても、その補強が難しい…。

というのも、昨日ご紹介したように、壁の強度を上げると、基礎と柱を繋げなければならなくなるのに、基礎は既に固まっているので、後から金物を埋め込めないからです。
そのため、この様な金物を外から取り付けたりします。

外に取り付けると、美観や漏水リスクなどの問題も出てくるので、今回は、せっかくここまで解体したならと、この様な金物を図面から書いて鍛冶屋で作り、取り付けたわけです。

この金物は、柱と土台にはステンレスのビスで、基礎にはステンレスのアンカーで固定し、新しく打ったコンクリのベースにも、鉄筋を絡めて埋め込んでいます。

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残念ながら、これで「どれだけの引き抜き力に耐えられる」、というデータを出しようが無いのですが、かなりイケてる、と個人的には満足しております。

今後、政府はリフォーム市場の活性化を目論んでおりますので、この様な部分での、技術開発・施工法に関する統一見解を早急にまとめて欲しいと思います。
インチキリフォームがまかり通る前に…。

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2013年07月11日

Post by 株式会社 macs

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

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