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ビオブログ

マトウダイをお刺身に

こどもの日ですね。
前回の「びお静岡東部版」で家内が書いておりましたが、五節句の1つ、端午の節句です。

そして本日から二十四節気の季節は「立夏」。
夏の始まりです。

七十二候は、立夏の初候「蛙始鳴:かわずはじめてなく」。
田に水が張られ、カエルたちがメスを求めて鳴き始めます。

釣り人の私は、一年中魚を求めて鳴きますが、しばしば釣れずに泣きます。

何度泣いても、「今日は釣れる気しかしねぇ…」というのが釣り人のサガ。
夜明けとともに、今回もボートで友人と出港です。

場所はいつもの伊豆の西浦。
写真は淡島マリンパークで有名な淡島。

GWは大混雑です。

が、船の上は静まり返っています。

海は広いな大きいな。
魚がいるところじゃないと、なぁーんにも釣れません。

場所を移動しつつ、魚群探知機で魚影を追いますが、漁船が使っているような高性能なものではなく、所詮は真下しかわからないおもちゃみたいな魚探なので、毎回苦戦します。

すると、大きな小魚の群れ(今回は小サバ)を魚群が探知っ!
さっそく「落とし込み仕掛け」を投入します。

釣りをしない人には何の興味もないと思いますが、「落とし込み仕掛け」は、実に理にかなった仕掛け。
小魚を釣る「サビキ」はご存知の方も多いかと。
コマセのアミエビに似せた小さな針が沢山ついたアレ。
あのサビキのごっついバージョンが落とし込み仕掛け。

表層で群れる小魚をサビキで針にかけ、それをそのまま海底付近まで落とし込むと、小魚の群れを食べに集まってきた大きな魚たちが…

キターッ!!!

テッテテーン!マトウダイー!

マトウダイ目マトウダイ科。
そう、名前はタイだけど、タイの仲間ではありません。

ちょっとへんてこな形の魚で、特徴的な大きな丸の模様が的に見えるから的鯛でマトウダイ、とも、
口が大きく馬のような顔をしていることから、馬頭鯛でマトウダイとの由来も。

一見オチョボグチですが、ガボッと口が開き、かなり大きな餌(生きた小魚)も丸呑みします。

ヒレも特徴的ですが、背中に恐竜みたいな棘があって、ちょっと取扱い注意。
ですが、フレンチの魚料理には欠かせない魚で、とっても美味しい魚です。

前回に続いて、ヒラメもゲット。
やっぱり釣りは、釣れると楽しいなぁ~!!!

釣った後のお楽しみは、なんと言っても自分でさばくこと。

魚をさばくと毎回思いますが、魚によってみんなさばき方が違います。
鱗・皮・ヒレ・骨・肉、の形状がみんな違うので。
現代は、Youtubeでどんな魚でもさばき方が出てくるので助かります。

マトウダイの身の特徴は、この様に筋肉がいくつかに割れていること。
腹筋が割れている、みたいなイメージです。
上の写真も、私が包丁を入れ損じたのではなく、身が別れているのです。

というわけで、お刺身完成!
子どもたちも大喜び。

と言っても、背比べを喜んでしていた小さなころと違い、リアクション、小さいですが…。
あの頃は、「いただきます」が「いたばたぁーんす」で、可愛かったなぁ…。

なんて思いつつ、いただきます。
シコシコ&モチモチで、とっても美味しい!

小骨のまわりには肉が残るので、切り落とした部分は必ず煮付けに。
大抵の魚は、卵や肝臓はもちろん、胃や食道が、コリコリして美味しい。
写真は胃。
うーん、お胃し胃!

マトウダイは、刺身や煮付けだけでなく、フライやムニエルも大変美味しい魚です。
見かけたら是非食べてみましょう!

文:鈴木

2018年05月05日

Post by 株式会社 macs

カテゴリー:ビオブログ, 食のこと

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